実は昔趣味でネットラジオをやっていたんですが、そのときに「凸待ち」という形で知らない人とたくさんお話ししたので、会話を続けるテクニックを共有したいと思います。
きゃな
目次
雑談が必要な場面
どうしてもその人と時間を共有しなければならない…そんな気まずい場面を考えてみました。
- 3人で出掛けていて、共通の友達が席を立ったとき
→実は2人であんまり話したことなかったり。 - 恋人の親と2人きりになったとき
→気も遣う - たまたま帰り道が同じの人
→無視も変だしなぁ…あっ、気付かれた!お疲れ様でーす…。 - 昔の同級生と偶然会った
→何て呼んでたっけ - 婚活パーティ
→時間も短いし、できるだけ会話して相手を知りたい
こういう場面が苦手な人、多数おられると思います。
実は私もあまり得意ではありません。
ではなぜ、ラジオで話し続けられたのか、知らない人とも気まずい空気にならずに会話ができたのか書いていきたいと思います。
ネットラジオについて
インターネット上で放送するラジオですが、仕事や公式な放送局ではありません。
ソフトがあれば、誰でも放送できるものです。
週に2回、1時間の放送を2年ほど放送していました。
リスナーの人数
平均30人~40人前後、多いときは50人前後です。
最高は100人を超えるくらいの人が聞いていたことがあります。
放送内容
掲示板にリスナーさんからコメントが来たらそれに対して口答で返し、掲示板のコメントと会話しているような感じでお話ししていました。
たまに大喜利や弾き語りする企画をやっていました。
凸待ち
凸は突撃の意味が含まれていて、突撃電話を待っている状態を凸待ちと言います。
電話は主にSkypeという無料通話ソフトを使っていました。
状況としては、通常通り掲示板のコメントとやり取りしている間に突然電話がかかってきて、かけてきた人と適当にお話しするという感じです。
電話をかけてくる人は、いつもラジオを聞いてくれているリスナーさんや、全く知らない人がかけてきます。
無言はダメという暗黙のルール
ラジオなので無言になるのはそもそもおかしいのですが、素人なので一人で喋り続けるのはかなり大変です。
しかし、なるべく無言にならないこと、無言の時間は短くすること…という暗黙のルールがDJの中にはあって、私もそのルールを守る一人でした。
雑談するコツ
お待たせしました、本題です。
自分の話がしたい人、話すのが苦手な人といると思うので、話を聞く側(相手がお喋り)と、話す側(相手が無口)で分けてコツを書きます。
話を聞く側(相手がお喋り)
相手がお喋りな場合です。
この場合は良い感じに相槌を打って、時には話を広げなければなりません。
話を広げるコツは興味を持つことです。
…正直全然興味がない話を延々とされることがあります。
でも相手にとってはそれが唯一話せる話題なのかもしれません。
ここであえて自分が得意な話を振るよりは、話は変えずに疑問に思ったことや、詳しく聞いてみたいことを質問した方が楽だと思います。
興味がないと相槌で終わってしまうので、そのときだけ興味を持てば、質問は自然と浮かんでくるはずです。
話す側(相手が無口)
たぶん、こっちの方が圧倒的に多いと思います。
私がラジオをしていたときも、無口というか口下手な方が多かったです。
電話はかけたけど、何を話せばいいかわからない…とか。
きゃな
相手の情報がないと、何を話せばいいかわからないですよね。
そういうときは、当たり障りのない話+質問をします。
- 今日は暖かいですね(当たり障りのない話)
花粉症ですか?(質問) - もうすぐ春になりますね(当たり障りのない話)
お花見は行かれますか?(質問)
など
いきなり趣味や家族のことなどを聞くと、相手にどこまで話すべきか迷ったり躊躇ってしまう人もいます。
曖昧な感じで返されてしまうことも多いです。
当たり障りのない話が思いつかない人は、自分の話+質問をしてみてください。
- 最近コーヒーにハマっているのですが(自分の話)
コーヒーはお好きですか?(質問) - そろそろ衣替えをしようと思っているのですが(自分の話)
いつもどこで服を買っていますか?(質問) - 猫が好きで飼っているのですが(自分の話)
猫はお好きですか?(質問)
など
このときのポイントは、自分の話をしすぎないことです。
好きなことならたくさん話せるかもしれませんが、相手に質問をして会話することで、自分の話を少しずつ出すことができます。
もし時間がきて話が途中で終わってしまっても、次に話すときの話題ができるのでおすすめです。
あとは相手を褒める(+質問)ことで、まず相手の警戒心を和らげることができます。
相手の服装、身につけているもの、髪型、声、話し方…相手の中身の情報はなくても、見た目に情報があります。
そこから会話を広げるのも良いですね。
相槌や反応が大事
以下は、私が実際に体験したプチ実験です。
AさんとBさんが向かい合って座っています。
Aさんに、Bさんには聞こえないように「Bさんが何を話しても無反応でいてください」と言います。
Bさんには「自分の好きなことをAさんに話してください」と言います。
Bさんが頑張っても好きなことを話しても、Aさんに話を振っても、Aさんは無反応。
中断して、今度はAさんに「相槌や反応をしてください」と言います。
すると、どうでしょうか。
当然、Bさんは無反応よりも反応がある方が話しやすいですよね。
さすがに無反応という人は少ないかもしれませんが、反応が薄い人は結構います。
私は特に知らない人と話すときは、少し大袈裟に反応を返します。
リアクションが大きいと、「自分の話しに興味を持ってくれている」という安心感が生まれるので、相手が話しやすくなるんです。
まとめ
- 相槌などの反応は少し大袈裟にする
- 一時的に話に興味を持つ
- 当たり障りのない話+質問、自分の話+質問
- 自分の話はしすぎない
- 相手を褒める
気まずいし気も遣うけど、慣れてしまえば誰とでもそこそこ話せるようになりますので、頑張りましょう!